シーズン1初期のランクバトルを実際に潜ってみての簡単な環境解説です。今回はトップメタに焦点を当てた考察となっているので環境を把握したい方は是非見てみてください。
現環境のトップメタ
ミミガッサ
7世代最強格だった対面駒が今作でも環境トップメタに君臨。多くの強者のレンタルパーティに採用されている。ミミッキュは8世代同様珠剣舞、キノガッサは後述のサーフゴー対策で地ならしが採用された型がメジャー。また無効化する特性持ちが環境に多いこともあり、きのこの胞子を採用しない型も一定数存在する。ミミッキュガッサともに後述の高耐久ポケモンに止められてしまうことが原因なのか少し数が落ち着いてきた。特にキノガッサはマスカーニャの評価が上がったこともあり枠を食い合っていることも一因か。
主な型
・ミミッキュ
持ち物:命の珠
特性:化けの皮
テラスタイプ:霊
努力値 陽気ASあまりH
技 シャドークロー/じゃれつく/影打ち/剣の舞
・キノガッサ
持ち物:気合の襷
特性:テクニシャン
テラスタイプ:格闘(あまり切られないため正直怪しい)
努力値:陽気ASあまりB(おそらく上の方は大体意地っ張り)
技:タネマシンガン/マッハパンチ/地ならし/キノコのほうしor岩石封じ
サーフゴー
特性種族値技全てが強いジェネリックギルガルド。シャドボの一貫を押し付けたりトリックによる崩しの行えるスカーフ、キョジオーンの塩漬けやキノガッサの地ならしに強くなる隠密マント、テラスタルと合わせて耐久ポケモンを起点にする残飯身代わり等型も豊富。強力すぎる故メタや他の鋼ポケモンの開拓が進んでいるとこもあり初期のようにどの構築にも入っているほどではなくなった。
主な型
持ち物:隠密マント
特性:黄金の体
テラスタイプ:飛行
努力値:H100 C252 S148 BD4(C特化、S準速ガッサ抜き、あまり耐久)
技:シャドーボール/ゴールドラッシュ/悪巧み/自己再生
サザンドラ
世代初期特有の種族値デフレによってs種族値が相対的に上昇、天敵であるフェアリーが少なく対面してもテラスタルで相性関係を逆転できる等全てが噛み合って環境トップに君臨した。現在は有利対面で雑に技を撃つだけで負荷を掛けられる眼鏡が主流だが、悪巧み型やステロ型等新しい型の開拓の余地もあると思う。
主な型
持ち物:拘り眼鏡
特性:浮遊
テラスタイプ:鋼
努力値:臆病CSあまりB
技:悪の波動/流星群/ラスターカノン/大文字or気合玉or蜻蛉返り
カイリュー、ウルガモス
現環境の物理特殊火力のトップ。どちらも拘りによる崩しか回復技を持たせた耐久型がメジャー。カイリューのノーマルテラス鉢巻神速やウルガモスのフェアリーテラス鬼火日差しは特に注意が必要。
主な型
・カイリュー
持ち物:拘り鉢巻
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:ノーマル
努力値:意地ASあまりH
技:逆鱗/地震/炎のパンチ/神速
・ウルガモス
持ち物:オボンの実
特性:炎の体
テラスタイプ:フェアリー
努力値:図太いHBあまりS
技:炎の舞/蝶の舞/鬼火/朝の日差し
高耐久ポケモン
特に天然持ちのラウドボーンとヘイラッシャの存在によって物理の積みポケモンが相対的に弱体化し拘りアイテムによる崩し性能を上げた型が増加している。ラウドボーンとキョジオーンは物理を起点に裏の特殊アタッカーごと倒してしまう性能があるためパーティ単位で不利を取らないようにしたい。ドオー+アーマーガア+高速アタッカー(ドラパルト、サザンドラ等)は現在多く見かけるならびなので対策必須。
主な型
・キョジオーン
持ち物:食べ残し
特性:清めの塩
テラスタイプ:飛行
努力値:腕白HBあまりD
技:塩漬け/ボディプレス/鉄壁/自己再生
・ラウドボーン
持ち物:食べ残し
特性:天然
テラスタイプ:フェアリー
努力値:図太いHBあまりD
技:フレアソング/テラバースト/鬼火/怠ける
・ヘイラッシャ
持ち物:食べ残し
特性:天然
テラスタイプ:草
努力値:腕白HBあまりD
技:アクアブレイク/地割れ/欠伸/守る
・ドオー
持ち物:黒いヘドロ
特性:天然or貯水
テラスタイプ:地面
努力値:慎重HDあまりB
技:地震:毒々:ステルスロック/自己再生
・アーマーガア
持ち物:ゴツゴツメット
特性:ミラーアーマーorプレッシャー
テラスタイプ:竜
努力値:腕白HBあまりD
技:アイアンヘッド/蜻蛉返り/挑発/羽休め
マスカーニャ
襷スカーフ鉢巻と型が多く、蜻蛉返りやトリックといった器用な技の存在によって安定した処理をすることがとても難しいポケモン。初期は変幻自在が多かったが最近では新緑も増えており益々厄介になった。ミラー時の行動が難しいため解決できるように構築を組めると今期勝ちきれそう。
主な型
持ち物:気合の襷
特性:深緑
テラスタイプ:草
努力値:意地ASあまりH
技:トリックフラワー/はたき落とす/不意打ち/挑発
コノヨザル
攻撃を受けるたびに威力が上がる憤怒の拳とビルド挑発の相性が良く食べ残しとドレインパンチで継戦能力も確保できている。一般的にはオーロンゲの壁や捨て台詞から展開することが多い。対策せずに適当に攻撃してしまうと憤怒の拳の威力が上がってしまい大変なことになるので鬼火や地割れ等で攻撃せずに対策したいがメジャーなテラスタイプが炎と飛行なので過信は禁物。
主な型
持ち物:食べ残し
特性:やる気
テラスタイプ:炎or飛行
努力値:陽気H220 A4 B12 D20 S252(総合耐久意識かつ眼鏡ウルガモスのオーバーヒートを93.8%で耐える、S最速)
技:憤怒の拳/ドレインパンチ/ビルドアップ/挑発
今後増えそうなポケモン
ガブリアス
環境全体のSラインが低いため多くのポケモンの上から行動できる。ラム剣舞やステロ型等どの型もそこそこ強そう。今世代の貴重な地面枠として採用できる点も偉い。
おすすめの型
持ち物:ラムの実
特性:鮫肌
テラスタル:炎
努力値:陽気ASあまりB
技:逆鱗/地震/テラバースト/剣の舞
ジバコイル
電気鋼の範囲が優秀で環境に存在する多くの受けポケモンの弱点を突くことができる。ドラゴン相手にテラスタルと合わせて有利を取れたり、地面タイプが少なく電気の一環が多い構築も多いので環境的にはかなり追い風。
おすすめの型
持ち物:突撃チョッキ
特性:アナライズ
テラスタル:草
努力値控えめHCあまりD
技:10万ボルト/ラスターカノン/ボルトチェンジ/徹底光線
剣盾 シングル最終60位 / ダブル最終41位 / インターネット大会 6位
SV シングルs1 最終480位
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